福井・鯖江のメガネと伝統工芸を次世代に!

このブログは伝統工芸やモノづくりに携わる方、支援している方に読んで欲しいです。鯖江のメガネ材料屋が5年で売り上げ約12倍に売場開拓した経験が少しでもモノづくりに携わる方々のヒントになればと思っております。

セルロイドは鯖江のメガネにも使われています

まず鯖江メガネに使われるプラスチック材料の違いについて

ダイナマイト

  
セルロイド:ニトロセルロースと樟脳などから合成される合成樹脂(硝酸セルロース)の名称である。
セルロースアセテート:高純度の木材パルプもしくはコットンリンタ(木綿の短い繊維)を使用した酢酸セルロースに可塑剤を混ぜたもの。
原材料は二つとも綿花などの植物から構成されており 精製方法や粘り気を出す薬品(可塑剤)によって違いが出てきます。

・発火性と難燃性
・硬度、強度
・切削性
・臭い

僕はセルロイドの臭いが好きです。

日本でセルロイドを扱う会社

www.yumakumamoto.work

 

セルロイドを使ったセル枠とは・・・

 

デュアル
こちらはDJUAL 柳さんのセル枠 ノー芯です
セル枠とは簡単に言えばプラスチック枠ですが
その名前の由来はセルロイド枠からきております。

セルロイドの始まり


セルロイド世界初のプラスチックと言われ
ビリヤード玉製造会社が象牙玉は高すぎるので
その代替え品を懸賞金をかけて一般から募集したのが始まりです。
 

www.yumakumamoto.work

 
鯖江のメガネにもセルロイドは使われるようになりそれまで金属枠しかなかったメガネもセル枠の誕生によってよりファッショナブルで納期も短縮できるようになりました。

しかしセルロイドはダイナマイトにも含まれるニトログリセリンと性質が似ている
ニトロセルロースが含まれておりその発火性によりメガネの産地の鯖江ではあちこち火事になったと聞いています。

危険なセルロイドから改良されたプラスチック


そこで誕生したのが難燃性であるセルロースアセテート
強度は、セルロイドより劣るがセルロイドにとって代わるまでの材料が開発された。

世に出回っているプラスチック枠のほとんどがセルロースアセテートだが
昔の名残でいまだに鯖江ではセル枠と呼んでいるのである。

セルロイド枠もなくなったわけではなく、固いので加工時間がかかるしツヤ出しに時間がかかる。昔から変わらず発火性は改良されておらず工場では危険が伴うため注意が必要である。

テンプルに芯が無いのプラスチック枠はほとんどがセルロイドといってもよい。
逆にセルロースアセテートは芯が無いと強度が弱く折れる可能性がある。

セルロイドは今では卓球の玉、ギターにピック、万年筆などに使われている。

 

メガネの材料セルロイド、セルロースを作る会社


マツケリーを扱っている当社でも写真禁止の動画を発見しました!
みなさんに材料も手作りなんです!っていうのがこの動画で証明できましたね!
手間かかってるでしょ??


IVI PRESENTS THE PROCESS, PART 2: MAZZUCCHELLI 1849



これは試作なんで10×10cmくらいの小さいサイズですが、
日本に届く製品はタタミ一枚分くらいの大きさになります。

試作も量産も行程は全く一緒です。
量産は完成商品が大きい分、材料を敷き詰めるのに手間がかかります。

鯖江でメガネ材料の選び方はどうしてるの?


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これはマツケリー(イタリア製造工場)の色見本帳があります。
イタリアの国旗みたい (紺色は違うけど)

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ウラにはシリーズ名、品番、厚み構成
製法によってサイズが違うんです。

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中には デザイナーがイメージしやすいようにメガネの形になっており、ツヤ研磨もしてあります!

あのブランドのあの色は、デザイナーさんがこのサンプル帳から選んでるんですよ~