福井・鯖江のメガネと伝統工芸を次世代に!

このブログは伝統工芸やモノづくりに携わる方、支援している方に読んで欲しいです。鯖江のメガネ材料屋が5年で売り上げ約12倍に売場開拓した経験が少しでもモノづくりに携わる方々のヒントになればと思っております。

メガネのまち鯖江で使われる資材について書いてみた

鯖江のメガネ業界で使われる資材があります

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業界内で仕事をしやすいように、効率的にするために先人たちが日々改善してきました。
その中でメガネのパーツを運搬する時に使われる資材も改善されてきました。
今回は業界ならではの情報を書いてみます。
先に登場する鯖江の専門用語を書いておきます。

  • メガネのレンズが入る部分を前枠・フロント
  • メガネの耳にかかるパーツをテンプル・腕

と言います。

 

 

メガネのパーツを工場から工場へ運搬するのは基本車です。
社名が書かれたミニバンや軽バンが鯖江ではよく見られます。

メガネのテンプルを運ぶ箱

 まずはメガネの耳にかかるパーツ(テンプル・腕)を車などで運搬する際に
産地では必須の箱(発泡スチロール)があるのです。
プラスチックメガネのテンプルは天然素材由来の樹脂(プラスチック)なので
コスれるだけで傷がつくのです。非常にデリケートな素材なんです。


植物性プラスチックについて

www.yumakumamoto.work

 

テンプル同士をビニール袋に詰めて運ぶだけでも擦り傷がついてしまうんです。
そこで登場するのがこの発泡スチロールの箱(業界用語でパレット)です。
これだとテンプル同士が接触せずに車の振動でも関係なく運搬できます。

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この箱はズレずに積み重ねられるように工夫されていて、ご覧のように箱ズレしないように段差があります。

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重ねるとこんな感じ

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1パレットで50本入ります。写真は鯖江ミミカキの新作です。

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鯖江ではこのパレットをバンの後ろに目いっぱい積んで走る車がたくさん見られます。

メガネのフロントを運ぶ箱


そしてメガネのレンズが入るパーツ(前枠・フロント)を運ぶケース。
鯖江では基本的にフロント、テンプルは別工程で進められます。そして最後にメガネ工場がフロントとテンプルをドッキング(組立)します。
理由は別工程で進めることで納期短縮を図ります。

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もう一度おさらい 

  • メガネのレンズが入る部分を〈前枠・フロント〉
  • メガネの耳にかかるパーツを〈テンプル・腕〉

このフロントを運ぶケースには傷つかないように、さらにクッション材も敷いてあります。

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テンプルケース同様に重ねてもズレない段差付き

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重ねるとこんな感じです。

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このように運搬する資材にも各所に工夫を施されています。
マメ情報ですがこのパレットの横にメガネ会社の名前が書いてあるのですが、いろんな名前が入り混ざっています。鯖江のメガネ会社さんは他社のパレットが混ざっても気にしないサ〜というおおらかな?気質です。

イタリアから鯖江にメガネ材料を送る箱


イタリアマツケリー社(植物由来のプラスチックを作っています)は箱もオシャレですね。

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ばばん!っと専用の箱にカッコいいロゴ
大きさは車の高さくらいあり意外に大きい!

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だいたい3点止めされてイタリアから送られます。

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横から見るとこんな感じ

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最大50㎏くらいまでが発送される重量のMAXですね。50kgの材料を運ぶときは4点止めされて送られます。重い

中身は大判だったり

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細版がまとめて入っています。

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鯖江しか見れない情報を書いてみました。
鯖江に来たときは地元の人しか知らない情報も気にして見回してみると
お宝発見みたいで面白いかもですね。
ぜひメガネのまち鯖江へお越しください。