福井・鯖江のメガネと伝統工芸を次世代に!

このブログは伝統工芸やモノづくりに携わる方、支援している方に読んで欲しいです。鯖江のメガネ材料屋が5年で売り上げ約12倍に売場開拓した経験が少しでもモノづくりに携わる方々のヒントになればと思っております。

鯖江のメガネにも使われるチタン板について

薄くて丈夫な金属メガネが流行っていました

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最近このような写真のメガネよく見かけませんか?
実は、金属の板をプレス機でメガネの形に抜いて作られているんです。
メガネのまち鯖江の業界用語で抜き枠と言います。
今回は抜き枠に使われるチタン板を紹介します。

こちらはチタンについて調べたブログです。 

www.yumakumamoto.work

鯖江メガネ業界チタン板のサイズ

メガネのプラスチック材料(イタリアのマツケリー社製)を扱っているのが、有名な当社ですがチタン板も扱っています。
メガネに使われるチタン板は結構大きいです。
鯖江に入ってくるチタン板サイズはベータ板なら800×1000とかチタン板は1219×1219とか様々です。
大人の男性の両手を広げたくらいの大きさがあります。

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用途に合わせ使うチタン板の種類も違います。
鯖江では大きく分けて2種類あります。

純チタン板
  • ピュアチタンとも言われ純度の高いチタン
  • コストは様々なチタンの中では安い
  • フロントに使われることが多い
  • 厚みは2.0mm〜2.2mmが多い
  • 強度、バネ性はチタン合金に比べ弱い

 

ベータチタン板
  • 別名バネ板、バネ性が強いので負荷のかかる丁番に使われることが多い
  • コストは純チタンに比べ3倍近くする
  • 厚みは0.8mmが多い
  • 別名チタン合金、その名の通りチタンに金属を混合 

チタン板の切断方法

この大きなチタン板をメガネの横幅に合わせて切ります。
切断するには大きな機械でガシャンと切断するのです。
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イメージは事務所によくある紙をまっすぐに切るペーパーカッターの大型版です。
ペーパーカッター

鯖江メガネ業界ではチタン板の表面が大事

チタン板の表面がそのまま完成したメガネの表面になります。 
特に納品先のメガネ工場様では表面が荒れてないか
厳しくチェックをしています。
もし荒れていれば、研磨しても取れない、
取れてもすごく人力と時間がかかるためクレームになります。
なので検品は必ず行います。

他の材料もあるの?

鯖江や韓国ではステンレス板も使うことがあります。とくに韓国はステンレス枠が多いです。
安い、軽い、丈夫ですが
丈夫な分、切削加工、曲げ加工、研磨が難しく手間がかかります。

ここから約250近くもの行程を踏んで、お店でみかけるメガネ枠になるのです。
長い道のりですね。